西和彦を見たっ!!!!!

 久しぶりにデバイスメーカーのセミナーに行った。

 その中のゲスト講演、西和彦氏の話。

 皆さんもご存じの通り、西和彦氏は、まだできて間もないマイクロソフトMS-DOSに目をつけ、独自OSで突っ走ろうとしていたNECを強引に説得し、PC-98MS-DOSを搭載させた立役者。その後の日本でのマイクロソフトの席巻は、西和彦氏のおかげだろう。

 しかしその後、ビルゲイツとけんか別れしてマイクロソフトを離れ、ASCIIを立ち上げる。ASCIIもコンピュータ雑誌の草分けで、情報に飢えていたパソコンマニアを引きつけ順調に伸びていった。だが、またもや西和彦氏のムラっけが頭を持ち上げ、映画事業などに乗り出しことごとく失敗。ついにはASCIIを退き、その後は、某大学の教授に治まっておられた。

 とはいえ、いまでもビルゲーツをツレ同様にあしらえるのは、この人ぐらいではないだろうか。
 今のマイクロソフトがあるのも、この人のおかげと、ビルゲーツも頭が上がらないのではないだろうか。

 その西和彦氏が、またまたムラっけを出し、新会社を設立してFPGAを使ったMSX互換機を売り出すとのこと。しかも、オープンハードウェアを提唱し、FPGAのHDLはオープンソースとするとのこと。

 まあなんか無茶苦茶なんだが、話を聞いているとさすがいろんな経験を積んでいるだけあって、引き込まれていってしまう。話もうまい。つい、「そうそう」とうなずいてしまうことしきりであった。

 堀江氏や三木谷氏をリスペクトできず、西和彦氏をリスペクトできるのは、根っからのエンジニア魂がひしひしと感じられることであろう。もちろん、経営者の資質としては前者の法が優れているのだろうが、それは手段が上手なだけであって、ハートは感じられない。

 今日のセミナーで、心から拍手を送ることができた、西和彦氏のスピーチでした。

あの人「藤山寛美」←そのとおり

 日本シーズンにはあまり興味がなく、チャンネルザッピングをしていたら、NHK教育で懐かしい藤山寛美の顔が見えた。インタビュー番組らしく、藤山寛美がアナウンサーの質問に答えている。

 藤山寛美は、1990年に亡くなっているので、それ以前、どうやらバブル絶頂期の頃のインタビューらしい。藤山寛美は、テクノロジーの進歩を嘆き、とてもよく勉強されているらしく、その当時のテクノロジーを羅列していく。そしてそういうものがなかった先輩の頃がうらやましいと懐かしむ。

 また、自分は芸人でお金を儲けるためにやっているが、それも節度を守り、やってはいけないことはわきまえていると語っている。たとえそれが法に準じているとはいえ、おおかたの人がおかしいと思うことはやってはいけないと言うことだろう。

 村上さん、堀江さん、三木谷さん、確かにみんなルールに則ってやっているのだろう。

 でも、おおかたの人がなんか変な違和感を感じている。そういうことはやっぱりやってはいけないのではないだろうか。

 今、寛美さんが生きていたらこういうだろう。

 「あんたの言うことは正しい。でもやったらあかんことはやったらあかんのやで。」

ドランクドラゴンの凋落

 エンタの神様が始まったときから娘と見続けている。

 僕と娘は、ドランクドラゴンがブレイクすると見ていたのだが、今になるとすぐにだめになると思っていた、波田陽区、ヒロシ、はなわなんかが、興行成績を上げている。

 また、くりーむしちゅーなんか、何がいいのかわからないが、おおよそ、世渡りが上手なのだろう、レギュラー本数もダントツに多いようだ。細木数子とかに好かれたのが勝因か。

 お笑いの世界で生き残るのは、本当に難しいね。ドランクドラゴン、出だしのネタが良すぎて、その後、息が続かずどんどんトーンダウンしていったようだ。また、芸能界付き合いで、バラエティーに数多く出演し、そのキャラクターが一般化されてしまったこともおもしろさを半減させているような機がする。

 笑い飯も、M1グランプリで破れてから、バラエティーの袖で出演し、口数少なくおとなしくしているのを見ると、まあ厳しい世界だなあと感じさせる。彼らも、その後の復活を期待したが、未だ、ダブルツッコミの当初からのネタから脱せない感がある。

 南野やじのやるお経ネタ、僕も娘も好きなのだが、いかんせんマイナーなネタ過ぎて出演回数が少なく、つい見逃してしまう。もっとも、毎回見たら、飽きそうな気もするが。

 お笑いの世界も、伸介のように妙に老獪な手腕を発揮して、バラエティ司会業のオーソリティーに君臨すると、まあなんだかなあって感じがする。

 今風といえば今風だが、ヤッサンのように自暴自棄、自己破滅型の芸人はもう生まれないのだろうか。

 伝説はもう生まれないのかもしれない。

四十台は負け組か?

 私は、昭和35年生まれ、現在45才と四十歳代まっただ中ですが、ちまたに現れるITベンチャーの成功者などを見ていますと、20代後半から30代が多く、あまり40代の人を見かけることがありません。

 40代で成功している人を見ると、企業の役員になっていたり、堅実な商売を自営されていたりする場合が多いようです。

 先日、会社で同じ年頃の人と喋っていて、40代は、ITが盛んになる前に10年ほどサラリーマン生活をしていて、その根性に染まっているので、さらからITを始める若者のように、恐いもの知らずではいけないところがあると意見が一致しました。

 まあやる人は40代でもやるので、負け犬の遠吠えといえばそうなのですが、どこかしらリスクを恐れて保守的になるところがあります。

 超低金利のこの時代にも、リスクを伴う投資はできなくて、もうあるかないかわからなくても確実な利子のある銀行貯金に頼るのもそういう根性かもしれません。

 30代半ばの独身男性と株のことを喋っていたら、彼は、どこぞのカリスマ主婦が書いた株の本を読み、自分もネットで株をしてみようかと思っていると言っていました。これも30代のなせる技でしょうか。

 株をしようにもまず原資がない、リスクを恐れる、たとえやったとしても超安定株をほんの少し買って、結局、銀行利子と大差ない運用で満足するのでしょう。

 ああ、小市民。

 ああ、負け組40代の悲哀です。

肋骨、折れてなかった、ホッ!

 先日、コンサート会場で、娘とロビーダッシュした際に、手すりで強打した胸が、一週間たった今も痛むので医者に行ってきました。

 くしゃみをしたり、ちょっと重いものを持ったり、寝返りを打ったりすると、激痛が走ります。

 ネットなどで調べると、肋骨にひびが入るとそんな風になるらしいです。

 ただ、折れていたとしても自然治癒するのを待つだけらしいのですが、打撲なのか、骨折なのかで、日々の行動の心構えが違うので医者に判断してもらうことにしました。

 レントゲンを撮った結果、おそらく強打した際にかなりたわんだろうが、折れてはいないということでした。2週間くらいは痛みが続くらしいです。

 冷湿布をもらって帰りました。

ETCデビュー

 ETCを持っている人には、何を今更って感じでしょうが、念願かなってやっとETCを取り付けました。

 技術的には非常に興味のあるグッズだったのですが、日頃、自分の車で高速道路を使う頻度を考えると、あまりにも活躍機会のない機械だったので二の足を踏んでいました。

 しかし、先日の日記にも書いたようにETC普及促進プログラムが多様化して、お気に入りの機械を選べるようになったので、ついに踏み切りました。

 先週末にものが届き、土曜日に取り付けました。取り付けはもちろん自分でやります。買ったのは、アンテナ別体型のやつです。自分でやるからには、少々時間がかかっても仕上がりにこだわりたいものです。ダッシュボードを取り外し、配線ルートを十分に検討し、アンテナの取り付け位置、ETC本体の取り付け位置も検討の末に割り出し、ベストと自分で納得できるようにしました。午前中一杯をかけて何とか取り付けることができました。アンテナ線も見えなくすることが出来、自分としては納得のできるできばえです。

 さて、昼からさっそく試してみることにしました。久御山淀から大山崎まで行くことにしました。

 自分でつけたもんですから、もう本当にどきどきしました。ETCゲートを選んで進入、ゲートがどんどん迫ってきます。本当に開くんかいなあと不安になったその瞬間、ガパッとゲートが開き通過できました。ETCからは通行できますとのアナウンス。それだけですが、自分で取り付けただけに非常にうれしい瞬間でした。大山崎で降りるときも一瞬緊張、でも難なく通過でき料金のアナウンスを聞いたとき、あっこれは便利やと今更ながらに思いました。

 これだけで飽きたらず、夕方には、久御山南から八幡までを試しました。

 本日の通行料金、締めて400円でした。

Blast!

 今日、娘と大阪厚生年金会館Blast!を見てきました。

 DVDですでに見ていたのですが、いやー、やっぱり生で見るものですね。あまりのすごさに涙が出てしまいました。娘はパーカッションをやっているので、注目はパーカッションセッション、石川 直さんです。テレビの特番でも際だつパフォーマンスを見せてくれていたのですが、控えめに押さえていたのが今日見てわかりました。あまりのスティックさばきの速さに、スティックがゆっくり動いているように見える。そう、エリッククラプトンがスローハンドと呼ばれていたのを思い出しました。圧巻は、パーカッション総勢でのバトル、もう身震いして、涙が出て、それだけでも元取れたって感じです。

 もちろん、その他のセッションもいうまでもありません。すべてが超一流のプロ、計算され尽くした演出、舞台構成のレベルの高さ、ええもんみせてもらったという感じです。

 休憩時間のロビーでのパフォーマンス、座席が階段側近だったので、娘とダッシュ、最前列を確保できました。石川 直さんらが目前で繰り広げるパフォーマンス、叫びまくりました。でもライブ慣れしていない娘は、そんな父を少し冷めた目で見ていたようです。僕は言いました、ライブ行ってはじけんでどうすんね。

 ロビーダッシュした際、手すりに胸を思い切りぶつけてしまい、今それが思い出のように痛み始めているのでした。